どうもこんにちはFussです。
・「一緒に留学行こうって約束してた友達がいたけど、結局行くのは自分だけ…」
・「最近の若いもんは、甘えてばかりで外に出ようとしないな!」
なんていう方、周りにいませんか?
今回は「留学に行かない人・行きたくない人」の特徴をまとめてみました。
この記事を読むと、留学に行きたがらない人はなぜ行きたがらないのかわかるようになります。現役大学生の筆者が、大学生の心理状況をわかりやすく解説します!
これから大学生になる留学志望の高校生の方、大学生のお子さんを持つ親御さん方、そして現役大学生の方と幅広い層に読んでほしい記事になっております。
それでは参りましょう!
目次
はじめに
まずは、こちらのグラフをご覧ください。参照↓
これは、2004年から2017年までの14年間において、留学期間別に留学生の数の推移を表したものです。
このデータによると、2010年ごろから1カ月未満の短期留学や数カ月間の中期留学に関しては増加傾向にあります。
特に1カ月未満の短期留学の伸び率はかなり急激な右肩上がりを見せています。
ということで、このデータから「今の若い奴らは留学したがらない」
というのはガセということがわかります。
おそらくですが昨今、
グローバルに活躍できる人をより一層社会が求めているので、
就職に有利ということで進級に影響のない短期間で留学をしている人が
急激に増加しているのではないかと考えられます。
一方で、
1年以上の長期留学は14年間を通して横ばい状態かつ低い状態のままです。
したがって、今なお留学を長期でしたいと思っている人は少ない
ということがわかります。
筆者が予想できうる理由を思いつく限りここから列挙していこうと思います。
①金がない(と思っている)
長期留学は実際どんなにコスト抑えようとしても100万前後はかかります。
それは誰でも予想しうることなので、「自分にそんな金などない」と思っている人は多そうです。
そもそもそれぐらいのお金があったとしても
留学に対してそこまでの価値を感じない人にとっては、
・他の好きなことに使いたい
・ほしいもの買いたい
というような考えになると思います。
なお、お金を工面するには
・家族から借金する
・奨学金を受給する
など策自体は色々あるので
本当に行きたい人は、逆に知恵を絞ってでも行こうとします。
②親・家族が心配
2つ目は、家族が心配であるということですね。
ご両親はもちろんのこと、例えば祖父母であったり仲のいい親戚に会うことが1年以上、もしくは長期間できなくなるのは実際大きな問題ですよね。
もしくは介護を要する方・ご病気をされている方が家族内にいて、
という方もいらっしゃるかもしれません。
家族想いである優しい人ほど、もしかすると留学はしづらいものなのかもしれませんね。
でも家族想いであることが悪いことだなんてことは1ミリもないので、その人のしたいようにするのが一番だと思います
③友達・恋人と別れたくない
先ほどの項目とも関連しますが、
仲のいい友達or彼氏・彼女と離れ離れになりたくない、という人も多いです。
このご時世ですから、文通などしなくても
LINEやビデオ通話で簡単にお互い連絡を取り合うことができます。
それでも、やはり直にコミュニケーションをとることができない、会えないというのは寂しさを感じさせます。
仲のいい友人や恋人と離れて異国の地で一人になるという決断を下せる人はそこまで多くはないのかもしれませんね。
④就活に出遅れたくない
例えば長期留学で3年の夏に飛んで 夏セメスターを終えて帰ってきたころには4年の後期になっている…というプランの場合、
いい企業の内定を勝ち取りたい大学生の場合は長期で留学に行くことはかなりのデメリットになるかもしれませんね。
同学年の仲間たちは自分が留学に言っている3年後半~4年前半の間にインターン・合同説明会・面接などを経験し、だいたい4年の前半ごろには内定を取っていきます。
この辺はどういう選択をするのかというのは人によって全く違うので、何とも言えませんね。
ちなみに僕は親不孝もいいとこで、今のところ就活という就活をまったくせずに留学先で5年生を迎えようとしています…。
ですが、留学する人にとってはそういうパターンもあっていいと個人的には思います。
⑤語学力がない・通用するか不安しかない
留学する際の大きな不安の一つに「自分の語学力は通用するのかしら?」というのが常にあります。
一度海外に行った・もしくは留学をしたという経験があるのならば話は別ですが、
これまで海外に行ったことがほぼない人間がいきなり海外で長期滞在をするというのは不安にならないわけがありません。
⑥手続きがめんどくさい
実はこれ、正直ほかならぬ僕が思ったことなんですが(^-^;
「留学に行きたい人~」
「はーい!」
という感じに留学が決まればいいのですが、そんなワケがありません。(笑)
まず、申請する段階で長文の留学動機をしたため、面接に行った先でも重圧がかかる中でいろいろなことを聞かれ、試されることがあります。
留学が決まったら決まったで、留学先の大学や語学学校などにたくさんの書類を用意して提出しなければいけません。
加えて、住居探しもそれに並行して行わなければいけません。
また、留学先に到着するや否や、生活するために市民登録・保険加入・ビザ取得などを済ませなきゃならない。
留学中や留学終了時も、言語に不自由する中でもいろいろな手続きや書類作成を済ませなければならない。
正直言ってこんなのめんどくさいです。でもやらなければいけない。
となるのも理解できます。
⑦日本の居心地が良すぎて出る気にならない
日本は居心地がいい便利な国としてトップクラスの国だと思います。
電車は時間通りだし、
治安はいいし、
24時間営業の店はたくさんあるし、
銭湯があるし、
カラオケもあるし…
(ちなみに、最後の2つは今Fussが最も恋しいものです。。笑)
わざわざそんな居心地のいい国から自分の慣れない環境に行く必要がないでしょ?
というわけです。
⑧そこまで海外に興味がない
・別にそこまで海外志向ではない
・就職も日本でするつもり
・日本大好きで、何も不満は感じない
こういう人にとっては、わざわざ外国に行って今ある環境をガラっと変えてまで長期滞在するメリットなどさほど感じないでしょう。
というか、そもそも日本が好きなのは全然悪いことではなく
むしろいいことではないでしょうか?
現状特に不満もないのなら、そのまま日本にいて全然問題はないと思います。
⑨成績が悪すぎる
・「やべぇ…1年、2年で単位落としまくったせいで3年でとらなきゃいけない必修が多すぎ…」
・「うわ、毎日5コマかよ…卒業できるのかな??」
こんな状況で海外に長期留学する余裕がどこにあるでしょう?
留学先で取得した単位が所属大学の単位として認められる「単位認定制度」というものが普通は大学にあるのですが、だとしても
そもそも成績が悪すぎると留学の許可すらされない可能性があります。
⑩バイトをやめられない・今の環境を捨てれない
・「もともとは留学資金を貯めるために始めたバイトだったけど、今すごいバイト楽しいしこのままバイト続けることにしようかな!」
・「留学には絶対にいきたい。だけど今、俺がバイト辞めたらバイト仲間たちも社員さん達もこまるだろうなあ…留学あきらめるか…」
バイトの危ないところですよね。バイトが楽しくなってしまってそれが優先順位の一番最初に来てしまう、という。。
でもバイトをするということも重要な社会勉強の一つであることに変わりはないわけです。
バイトでお金もたまって色々なことに使えるし、実際社会貢献になっているわけですからちゃんとしたバイトなのであれば、なにも悪いことではありません。
ですから個人的には、前者に関しては別に留学にそこまで意欲がないのならそれでもいいと思います。
問題なのは、後者です。
自分は留学に行きたいと未だに強く思っているにもかかわらず、今のバイトの状況に気を遣いすぎて一歩踏み出すことができない。
言葉は悪いですが、バイトなんてしょせん歯車の一つでしかありません。
もし仮に、あなたがバイトリーダーであろうが週5で入っている屋台骨だろうが、あなたが抜けた後も職場は無事に回り続けます。
だから大丈夫です。
それよりもあなた自身がやりたいことをするのが先です。
必要なお金がたまったら、迷うことなくバイト卒業して留学に行ってください。バイトよりも素晴らしい経験が、あなたをきっと待っていると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は留学に行かない人の特徴をまとめてみました。
行かない理由はたぶん探せばいくらでも出てきます。
中には行きたくても行けない人だっているかもしれません。
留学は自己投資であり、行く行かないで経験の差は絶対にあります。
しかし、絶対になくてはならないものではない。
行かない自由があり、行かない人は行かない人なりの理由がありますから、
そこを責める・非難する権利は誰にもありません。
自分のやりたいことにフォーカスすれば、それでいいというのが僕の意見であり結論です。
長期で留学に行ける人は行けるという幸運を自覚して、行きたくてもいけない人の分まで…とは言わないまでも、毎日をしっかりと過ごす責任があると思います。
今回は以上になります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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