【考えてみた】単語学習をより効果的にする方法

  ・「覚えないといけない英単語が多いなあ…」
  ・「単語学習を続けるのも単語覚えるのも苦手…」

と困っていませんか?



実は単語を覚える量を増やすのは意外と簡単なのです。



本記事を読むとより効果的な単語学習法がわかります。学生さん方をはじめ語学を勉強するすべての方に向けた記事になっております。

それでは早速紹介していきます。

単語を単体で覚えようとしない

一つ目は「単語を単体で覚えようとしない」という方法です。

「おいおい、単語は単体だから単語なんだろ??」

 

「じゃあどうやって単語をおぼえるんだよ?w」



ごもっともです。その通りっちゃその通りなんですが。

じゃあどうやってやるかというと、

文で覚える」ということです。

文全体の中でその単語がどういう役割を持っていて、どういう風に他の語との間に結びついているのかを意識しつつ、覚えます。

実はこの方法にはメリットが3つあります。そのメリットとは、

 

①それに付随してよく使う単語も自ずと覚えられる
②単語おのおので覚えるよりも、実戦における実用性が高い
③文は意味を持った語の集まりなので記憶に残りやすい

 

この3つです。



それに付随してよく使う単語・文法事項も自ずと覚えられる。

これに関しては理論だけを語ってもわかりにくいのでさっそく例を一つ。

例)I’ve been waiting for you for ages!(君のことをかなり長い間待ってたよ!)
という一文を丸ごと覚えるということは、

・現在完了形進行形は have+been ~ingという形になるということ
・現在完了進行形は例文のような「長い間待っていた」ときや「頭痛で苦しんできた」など感情がこもるときに使えるということ
・”wait”は「待つ」という意味
・”wait”は”for”とセットで使うということ
・”for ages”=”for a long time”であるということ

上記の内容すべてを学習することを兼ねていて、かつ同時にまるごと覚えることができます。

これらをバラバラに違うタイミングで学習するよりもはるかに効果があります。

単語おのおので覚えるよりも、実戦における実用性が高い

文でなく単語一つずつで覚えていくと何が困るかというと、応用が利きにくいことがあります。

ごく単純な(左の欄に英単語・右の欄に日本語の意味を書くような)学校のペーパーテストや小テストを受ける際にはおそらく問題はないのですが、、



例えば、
意味のある一文を書く際に、
もしくは英語で誰かと話す際に、困ってしまいます。

単語と単語がつながっていないと、文を創ろうとする際に困ります。

少なくともぎこちなくなる可能性があります。



でもある程度の語のまとまり(チャンク)で覚えていれば、応用がききやすく、スピーキングにも応用が利きます。




理論だけでは難しいのでここでまた例を一つ。

例)You never cease to astonish me!(君にはいつも驚かされるね!)


これはネイティブがよく使う表現なのですが、
文全体で覚えているととっさにそういった状況になった時に
これをそのまま口からポンと出ます。



でも、もしこれが
”You never cease to ”amaze” me!”(上の文と同じ意味)でも良いし、
主語と目的語を変えて、

They never cease to astonish my father.”(彼らがやっていることに父はいつも驚かされているよ)
でも良い。

さらに言えば、先ほどの例文
”I’ve been waiting for you for ages!”     のかわりに
”I’ve been waiting for you for a long time!” にする

という風にアレンジすることも可能です。


いわば数学の方程式のような構造ですよね!普遍的な構造があって、そこに色々なものが入れられる。とても便利だし実用的です。

⇒例文が載っている単語帳を選ぶ

そのためには、きちんと例文が載っている単語帳or参考書を選ばなくてはいけません。
僕のオススメは「All in One」という参考書です。

文は意味を持った語の集まりなので記憶に残りやすい

例えば試験に出る順にランダムに並べられた単語を5~6個覚えるのと、
上記のような意味を持った語の集まり(=文)としてを5~6個覚えるのとだったら、圧倒的に後者の方が楽ですよね。

心理学でも、意味がある記憶の方が記憶に残りやすいことは証明されています。
(ここについて気になる人は「長期記憶」とか「意味記憶」で調べてみてください)

単語は極力スキマ時間だけで行う

単語(だけでなく基本的に暗記物)は忘れてしまうことが当たり前なので、一回を長時間やるというよりかは短い時間で何回も忘れては思い出してを繰り返した方が効果は高いです。

もちろんこの時も単語を単体で一個ずつ見ていくのではなく、乗っている例文やチャンクとセットにして覚えていきましょう。

その単語の祖先を見つけてみる

言い換えると「語の派生から語を関連付ける」ということです。

これができている人とできていない人では覚えられる単語の量に圧倒的な差が出てきます。

単語を覚えるときには

  ①その大元になっている単語が何なのか
  ②その大元の単語はどういう風に派生していくのか
  ③似たような構造の単語にはどんなものがあるのか
  ④同意語対義語はどのようなものがあるのか

を考えた方がいいです。

今回は、”creator:(名)創造者、創設者、考案者”
という単語を例に出したいと思います。

これの大元の単語は
“create:(動)創造する、創設する、生み出す”  です。

これが派生していくと、

creation:(名)創造、創作、創設
creative:(形)創造的な、独創的な、想像力に富んだ
creatively:(副)創造的に、独創的に
creativity:(名)創造性、独創性
creativeness:(名)独創的であること
creature:(名)生き物、動物、虜、発明品、創造物

のように派生していきます。これを考えるのが①,②です。

大元の単語である”create”は”-ate”という語尾です。
なので、”-ate”という語尾を持つような仲間の語がないかを探してみます。

ちなみに、例えばですけど
”decotate”,”donate”などがあります。

そして、それらが似たように変化していくこと
もしくは微妙に変化が違うことがわかるはずです。これが③です。
(decoration,decorative,decorativeness…/donation,donator=donor,…)

 

最後に同義語や対義語がないか調べてみます。
“create”の同義語はたとえば”generate”,”produce”などがあります。
(もとは同義語なはずなに”creation”と”generation”は意味が違うという)
“create”の対義語は”dismantle”(:分解・解体する、廃止する) があります。

これが④です。

この作業をやるには辞書が要ります。なおかつ電子辞書がいいでしょう
紙の辞書でやることもできなくはないですが、探すうちに日が暮れそうです

さいごに

いかがでしたか?

僕なりに考えてみた方法は以上になります。

今回ご紹介させていただきましたのは、ごく一部に過ぎないと思います。なので
皆さんもぜひ、自分でももっと効率よく覚えられないだろうかと試行錯誤をして自分なりの方法を見つけてみてくださいね。



今回は以上になります。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!

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