ドイツのWGに住むメリット・デメリット10選

ドイツに留学してる人ってお家はどうしてるの?
ドイツに留学することになったけど、どうやって家探しすればいいの?
WG?なにそれ?

と思っていませんか?

今回はドイツに絶賛留学中の現役の留学生が、
ドイツの学生の住居スタイル”WG”についてご紹介します。

本記事を読むと、ドイツでの生活をまた一つ知ることができます。

それでは参りましょう。

はじめに

”WG”というワードを聞いたこと、みなさんはありますでしょうか??

ドイツの住居スタイルの一つで、Wohngemeinschaft(住居共同体?)というものがあり、これが省略されたものをWGといいます。

これは、6~10人で一つの住居をシェアするシェアハウススタイルです。
もちろん各個人の部屋はきちんとありますので、パーソナルスペースはきちんと確保されていますよ!

ただし、キッチン・トイレ・シャワーが共同になっていることが多いです。



ドイツの学生・留学生で親元を離れて暮らしてる人は基本的にこのWGスタイルで暮らしていることが多いです。

僕もまた、現在WGで暮らしている学生の一人ですので、体験者として経験を皆さんにシェアさせていただきたいと思います。

WGのメリット

WGに住むにあたってのメリットは以下の通りです。順番に解説していきます。

  ・家賃が安い
  ・孤独感がない
  ・生活諸経費がシェアできる
  ・ドイツ語を話す機会が増える
  ・隣の人からおすそ分けをもらえることがある

家賃が安い

まず一つ目はなんといっても「家賃が安い」んです。僕が今住んでる部屋が275ユーロぐらいです。日本円で3万2千円くらいですね。

やっぱり、生活費はなるだけ安く抑えたいところなので、家賃が安いということは重要なポイントだと思います。

ちなみに僕の部屋は8~10畳くらいあるんじゃないでしょうか。僕にとってはかなり広い部屋です。

孤独感がない

留学とは孤独なものです。日本語が通じる人なんていなくなります。
自分の身の回りのこともすべて自分一人でやらないといけません。

ですが、同居人がいれば困ったときに助けてくれることが多いですし、生活面でも精神的にも寂しくなったり、心細くなりにくいです。

生活諸経費がシェアできる

これも大きなポイントではないでしょうか。

トイレットペーパー、油、調味料等は皆でシェアできるので自分の財布から飛んでいくお金を少なくできます。

僕が上京した時にはフライパン諸々とか調味料とか冷蔵庫とかetc…を一式買ってたくさん諭吉が飛んでいきましたが、留学ではこういったものは一切買っていません。

ドイツ語を話す機会が増える

意外とドイツ語を練習できる機会はタンデムパートナーなどをつけたとしても多くしにくいものです。

ですがWGに住むと、必然的に他の同居人とはドイツ語(もしくは英語)で話さざるを得なくなるので語学の実践練習という意味では、非常に便利です。

隣の人からおすそ分けをもらえることがある

これはもはや僕の経験談なのですが、おすそ分けをもらえます。

同居人の女の子がお菓子作りが好きみたいで、クッキーとかよくもらってました。

ちなみに僕もまた同居人に余ったカレーライスをあげたことがあります。(笑)

WGのデメリット

  ・常に他人が近くにいるためストレスを感じる人もいる
  ・パーティ等で騒音がうるさい場合がある
  ・逆に自分も騒音に気を付けなければいけない
  ・必ずしも同居人とそりが合うとは限らない
  ・「掃除が必要」と思うレベルが人によって違う

こちらも順番に解説していきます。

常に他人が近くにいるためストレスを感じる人もいる

いくら個人の部屋が確保されているとはいえ、やはり他人の生活音・話し声(電話しているとき含めて)は聞こえます。

僕個人的には、迷惑にならないレベルなら別にいいししょうがないと思っているのですが、これは騒音を出す側もそれを受ける側の許容度も人によりけりですので、何とも言えませんね。

パーティ等で騒音がうるさい場合がある



たまに、自分の住居で(もしくは近くで)パーティが開催されることがあります。長時間は続かない(はず)ですが、許容できるかその間どこかに行って時間つぶすかできない人は厳しいかもしれないですね。

逆に自分も騒音に気を付けなければいけない

これは一つ目のデメリットの逆で、一緒に住んでいる人もいるわけですから、当然自分勝手に騒いだり音を立てたりすることがないように配慮しなければいけません。

必ずしも同居人とそりが合うとは限らない

人と人ですから、やはりどうしても考え方の相違や生活スタイルの違いはあったりするわけです。静かな人もいればパーティ好きな人もいます。

常に清潔にしていたい人もいれば、別にちょっとぐらいだったら汚れていてもいい人もいます。(この話は次の項目にも繋がってくる話ですが)

なので、最悪の場合はなかなかのストレスを感じながら長期間生活しなければならない状況になるかもしれません。


それを我慢するのか・話し合うのか・あきらめて部屋を変えるかはまた人それぞれです。

「掃除が必要」と思うレベルが人によって違う

一応持ち回りの掃除当番は設定されているのですが、それを必ずしもみんながまじめにやるとも限りませんし、

「きれいだ・清潔だ」と思う度合いも人によって違います。



シャワーを浴びた後に抜けた毛を処理しない人もいますし、たのんでなくても急に風呂とかトイレを掃除してくれたりすることもあります。

僕も気分が乗ったら誰かに頼まれなくても掃除したりしています。

それでも一人暮らししたいですか??

ここまで話を聞いて、「えぇ、シェアハウスすんのはちょっと嫌だな」
と思った方。

もちろん自分で一人で住む部屋を探して住むという選択肢も可能性もあります。

そこは上記のメリット・デメリットを比較したうえで個人で判断してください。

ですが個人的にはWGで住むことをお勧めします。


というのも、留学中はどんな経験も貴重なものになります。

文化の違いに直面することとか、他人にたいする許容の範囲が広がることだってあるかもしれません。

そういったことは一人で住んでいるとおそらく体験できないでしょう。

それでもなお一人暮らしがいいというのであれば、一人暮らしした方がいいと思います。


もちろん人と暮らすのはストレスになってしまって嫌だという人もいますし、そういう人はいっそのことそのストレスを取り除いて学業に集中できる環境を作った方がいいと思います。

もちろん、いいことも悪いことも。

ひとり暮らしをするのも全く悪いことではなく批判するつもりもありません。
ですが個人的には異国の地で最初にいきなり物件を探して、かついろいろな意見とか契約書を書いたりとかするのはなかなか大変じゃないかなと思います。




あと、異国の地で一人でいるとどんどん家に閉じこもりがちになってしまいがちです。
WGでもそうなる可能性はあるの(僕がそれになり気味)ですが、


それでもやっぱりWGの方が人と接する機会が多いと思います。

積極的に他人と接する機会を増やす意味でもWGに住むことは強く推奨できます。

お部屋の探し方

①学校の寮で探す
②サイトから探す
③Facebookから探す

僕が今まで聞いてきた中ではこの3つの選択肢があります。

学校の寮で探す

これが最も簡単だと思います。

大学のHPなどをリサーチすると寮を紹介しているサイトが見つかると思うので探してみてください。

僕自身も今現在、大学の寮で暮らしてます。早めに動けば、きちんと部屋が確保できるようになっているはずです。
逆に言えば、動くのが遅いと部屋が確保できない可能性が高まります。

サイトから探す

“WG suchen”とかって検索すると、WGを探してくれるサイトがいくつか見つかります。

気になる方は一度ぜひ見てみてどんな感じか調べてみてもいいかもしれません。

Facebookから探す

僕の知り合いでひとり、Facebookで部屋GETにたどりついたという猛者がいました。彼は初動が遅かったのか①の方法でミスり、部屋が確保できなかったそうです。

彼は、行く地域のFacebookのシェアハウス関係のグループを片っ端から探し、部屋の空きがある同居人を探し回ったそうです。

結果、最終的には家賃高めになってしまいましたがなんとか部屋を確保できていました。。。すごいですね!

さいごに

いかがでしたでしょうか?

今回はWGのメリット・デメリットを比較して参りました。まとめると、

まとめ▼・筆者的にはWGを強く推奨
・他人と暮らすことで得るものも大きい
・ストレス感じる人は無理しないでね
・Facebookで部屋を見つける猛者もいる

でした。少しでも参考になれば幸いです。

今回はこれで以上になります。最後まで読んで頂きありがとうございました。

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