どうもこんにちはFussです。
英検2級って世界的にはどのくらいのレベルなんだろう?
友達が英語のレベルB2って言ってたけど、一番高いのって何?A1?
世界的な語学力を図る物差しってないのかなあ?
って思っていませんか?
本記事ではそんな疑問にお答えしてCEFRとはどんなものかをわかりやすく解説・ご紹介していきます。
外国語を学習するうえでは知っておいて損はない、というより知っておかないとマズいというレベルのことだと思いますので、ご存じない方はぜひご覧ください!
CEFR:Common European Framework of Reference for Languages
CEFR(セファール)はヨーロッパ言語共通参照枠と日本語では訳されます。
ヨーロッパ言語共通参照枠とは、ヨーロッパ全体で外国語の学習者の習得状況を示す際に用いられるガイドライン。1989年から1996年にかけて欧州評議会が「ヨーロッパ市民のための言語学習」プロジェクトを推進した際に、ヨーロッパ言語共通参照枠がその中心的な役割となった。
(詳しくはWikipediahttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%91%E8%A8%80%E8%AA%9E%E5%85%B1%E9%80%9A%E5%8F%82%E7%85%A7%E6%9E%A0参照)
要するに、日本で言うと平成が始まったあたりの時期から、ヨーロッパ全体としての語学の基準が作られたということです。
ヨーロッパ諸国が全体となってこのぐらいの時期からEUが作られて、ヨーロッパ諸国の関係性が一層強くなったことがこういったことにもつながっているのかもしれませんね。
レベルはA1から始まってC2が最高ランクです。
知らない人はよくA1が一番上だと思いがちですが実際は逆です。
英検で言うと5級がA1、1級がC1に相当します。790~1090点がB1と言ったように当てはまるスコア・級があります。
では、それぞれのレベルを説明していきます。
A1・A2:基礎段階の言語使用者
A1とA2のレベルは「基礎段階の言語使用者」という位置づけとされています。
A1
まずはA1。
↓
具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることができる。
自分や他人を紹介することができ、住んでいるところや、誰と知り合いであるか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりすることができる。
もし、相手がゆっくり、はっきりと話して、助けが得られるならば、簡単なやり取りをすることができる。
A2
つぎにA2。
↓
ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、直接的関係がある領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に応じることができる。
B1・B2:自立した言語使用者
この2つよりも先に進んだレベルとされているのが、B1・B2です。
B1・B2は「自立した言語使用者」という風に位置付けられています。
それぞれどのような特徴があるのでしょうか?
B1
仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。その言葉が話されている地域にいるときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近な話題や個人的に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる。
B2
自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる。
Aレベルでは「簡単で日常的範囲なら」という条件が付いていたのに対し、Bレベルでは「標準的」あるいは「複雑な」文章を理解し表現できるというところまでレベルアップしていますね。
ではこれよりさらに先にすすんだC1・C2ではどういったことができるようになるのでしょうか?
C1・C2:熟達した言語使用者
C1とC2では「熟達した言語使用者」という位置づけになります。
C1
いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解して、含意を把握できる。言葉を探しているという印象を与えずに、流暢に、また自然に自己表現ができる。社会生活を営むため、また学問上や職業上の目的で、言葉を柔軟かつ効果的に用いることができる。複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の詳細な文章を作ることができる。
C2
聞いたり読んだりした、ほぼ全てのものを容易に理解することができる。いろいろな話し言葉や書き言葉から得た情報をまとめ、根拠も論点も一貫した方法で再構築できる。自然に、流暢かつ正確に自己表現ができる。
ということで、Cレベルに入るとより熟練した外国語の技量を持ち、自由かつ自然な表現ができるようになります。
CEFRの特徴
CEFRは、「その言語を使って、具体的に何ができるか」という点から言語力を評価しているので、
知識量だけでなく実用面の技能をバランスよく評価できることがポイントになっています。これにより、移住・就労・留学などの際にも役立ちます。
一般に、CEFRを1レベル上げるには、指導者の下での学習が約200時間必要だそうです。
(以下参照)
まとめ
いかがでしたか?今回はCEFRについてまとめてみました。
今回は以上になります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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